黒鯛工房 LOGO すべての黒鯛師に贈る
グローバルクラブ
黒鯛工房CUP 新製品 商品一覧 テスター&スタッフ インプレッション テスター&スタッフご紹介
黒鯛工房トップページ アフターサービス 有力販売店ご紹介 黒鯛工房カタログ請求 黒鯛工房会社案内 メール

 


 
 
テスター:川村茂仁
       
 
日 時
 
平成18年5月7日
 
 
 
場 所
 
久里浜防波堤(神奈川県)
 
 
 
ロッド
 
黒鯛師 THEヘチ硬調 9尺
 
 
 
リール
 
黒鯛師 THEへチ達人88 黒檀
 
 
 
道 糸
 
THE黒鯛2.5号オレンジ
       
 
ハリス
 
クレハシーガーグランドマックス1.7号
       
 
 
がまかつ カイズ14号

 

 

【出会いと感想】

 黒鯛工房の誕生とともに生まれたこの竿は、今日まで様々なフィールドで親しまれているロングセラーである。今では数あるへチ竿の中でも1番付き合いの永い黒鯛工房竿の一竿だ。
  まだ釣りが可能だった、かつてのホームグランド第3海堡(注:現在は釣りは出来ません。)で竿卸ししたのを覚えている。ここは防波堤とは違い根の複雑なガレ場の代表のような釣り場で、ポイントも足元から沖目までと広範囲に広がり、様々な釣法を試すにはうってつけの場所であった。
 初めてこの竿を手にした時は軽くて扱いやすそうだが、もう少し張りがあった方が良いのでは?と感じたが、実際、何枚か黒鯛を釣ってみるとその張りも十分なのである。根の向こう側で掛けた魚でも騙し騙し浮かせ、それ以上ラインを出せない時はこの竿の持ち味である胴のタメで寄せられる。軽量化の為、細身に仕上がっているがかなりの引きでもここぞのタメが効く竿で、このようなガレ場でも十分使えると実感できた。
  また、これまでに我々の先輩達から借りたり、教わって購入し使ってきた、昔の短竿の流れも受け継いでいる部分のある竿だとも感じた。

 

【操作性】

 名前の通り、『硬調』だが適度な張りのある感覚で、ラインの出し入れもスムーズなガイド配置がなされており、ロッドをホールドする肘当ても付いていて握り部分も楽である。従って様々な動作がスムーズに行える。
 (例えば、多少竿先が潮で濡れてもラインの出し入れに支障なく、竿全体のバランスが良いのでテンポ良くタナ〜底まで、ヘチ〜沖目と素早く攻略できる。)
  また、釣り場に合わせて7尺(2.1m)から10尺(3.1m)まで選べ、より効率の良い釣りが展開できる。勿論、軽量化されている要素が、操作性の良さを引き出しているのは言うまでも無い。
  操作性とは別だが、工房の気配りでリールシート装着部は和竿の趣を演出する竹模様になっており見た目にも楽しい仕上がりだ。

【実 釣】

 海の条件はいつも違う。強風、風波とタフなコンディションも多い。このような時穂先が柔らかいと揺られてしまい、アタリが非常に取り難くなってしまう。しかしTHEヘチ硬調は適度な張りとバランスの良さで強風でも竿先がバタつかず、小さなアタリ、黒鯛がツブ(イガイ)を割る瞬間を(非常に取り難いが)伝えてくれる。繊細な造りの高感度穂先でこそ、成し得る技である。
 黒鯛を掛けてからは1.7号のハリスであれば2キロの魚でも糸を出さずにタメて釣ることのできる竿であるが、これは時と場合による。力まかせに強引にタメて釣るのでなく多少太めの仕掛けでも油断は禁物、ノサレたら竿で付いて行き…を繰り返し浮かせて大事に取り込んでほしい。黒鯛のパワーを存分に味わってこそ、この竿の持ち味が伝わって来る。
 安心のやり取りは、粘りのある胴の曲がりがスムーズで肘当てと相まって横ブレを防ぎサポートしてくれる。この釣りでは人それぞれ餌、釣り方とまちまちであるが、色々な楽しみ方で応用の利く竿に仕上がっていると思う。
 以上の点から、あらゆるフィールドで様々な釣りをサポートできるオールマイティな竿と言える。いざという時にはしっかり主導権を取れ、タメが効く、私にはなくてはならないアイテムの1つであり、これからも今まで同様竿ケースにはいつも入っているはずである。

 

 

このページの先頭へ戻る